2020-01-01から1年間の記事一覧

合唱の歌詞解釈における懸念

最初に言うと、単なる愚痴だ。 私は、作家の心情や作品の背景を読み取ることが好きだ。小説においても、合唱においても、詩においても。 合唱作品の歌詞解釈というものは、合唱を演奏するうえで発声とアンサンブルの次くらいに重要な事だと思っている。構造…

『新蔵人物語絵巻』注釈 第六段落

『新蔵人物語絵巻』注釈 第六段落 【原文】 兄の蔵人は嫡子なれば、二十ばかりにも多くあまりぬ。さのみやもめ住みにてもあるべきならねば、殿上人ほどの人の娘を迎へぬ。かすかなるさまなれども、さすが何事も品ある人にて目安ければ、心ざし深くて住み侍り…

心が愛にふるえるとき の歌詞解釈について

私は日本語学を学ぶ上で、音声学について強く興味をもった。具体的にひかれたものは、音声と音韻を学ぶ上ででてきた、イントネーションとプロミネンスのテーマである。日本語では、規則性のあるアクセントやプロミネンスを用いている。私は、現在趣味で合唱…